読書記録2004年6月

★一般書 ●ライト・ティーンズノベル ■ヤングアダルト ◆子ども向け ☆まんが

●6/27『レヴィローズの指輪』 高遠砂夜 集英社 コバルト 01/2
 孤児である主人公の女の子に、ついに肉親が見つかる。
 そこは貴族のお屋敷。
 だけど、いろいろとあやしいところがあるらしい。
 叔母の正体についてはやられた! って感じでした。
 まったくわからずのどんでん返しでした。

★6/26『ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ』滝本竜彦 角川書店 角川文庫 04/6
 謎のチェーンソー男と日々戦う美少女絵理ちゃんと、二人の戦いに偶然居合わせた主人公の物語。
 二人の関係が気になるし、チェーンソー男の正体も気になる。
 一番不思議なのは、どうしてチェーンソー男があらわれたのかってことです。
 この男に関しては、いろいろつっこみたくなるところがあるのですが、最後まで読むと全部解決して、すっきり。
 とてもよい終わり方をしています。
“ごめんなさい。やっぱりあいつと戦います”
 このフレーズが大好きです。
 絵理ちゃん、本当にかわいいんですよ。
 戦う女の子だけど、めちゃくちゃいい。
 あこがれてしまいます。
 一度読み出したらとまらない本でした。

☆6/25『×××HOLiC C』CLAMP 講談社 ヤングマガジン 04/6
 バレンタインをテーマにしたお話。
 今回も、めっちゃ笑えました。
 百目鬼君と四月一日のやりとりがおもしろいです。
 全体を見ると、言葉の話が印象的。
 言葉のチカラって、この日常生活でも非常によく感じられるもの。
 マンガみたいにあやかしに取り付かれるとかじゃないけど、不思議な力っていうのがあるんだよね。
 そこらへんを深く考えさせられました。

☆6/25『ブレイブ・ストーリー 〜新説〜 B』宮部みゆき・小野洋一郎 新潮社 コミックバンチ 04/6
 今回は、ますます大変なことになっちゃってます。
 大松さんは誘拐されちゃうし、芦川くんは変な組織に入ってしまうようだし。
 主人公の三谷が敵に負けるシーンがみどころですね。
 大切な人を守れず自分の弱さを痛感するところ。
 戦いモノによくあるシーン(重要なシーン)です。
 来年公開予定の映画も楽しみ。

☆6/24『なんて素敵にジャパネスク D』氷室冴子・山内直美 白泉社 花とゆめ 91/1
 瑠璃がついに初恋相手と対面する話。
 でもこれは、幸せな出会いじゃなかったのです。
 いい方へとは傾かないのかなあ……。

◆6/24『バレン姫の魔法のつえ』 藤真知子 岩崎書店 フォア文庫 04/6
 自分が魔女の血をひいていると知った少女のお話。
 なんでも願いが叶う魔法のつえをめぐってのもの。
 最後に主人公たちが願ったもの、あたりまえといえばそうだけど、これが最善の選択ですね。

★6/23『バトルロワイヤル』 高見広春 太田出版 99/5
 42名の中学3年生たちが、新しい担任と名乗る見知らぬ男から「プログラム」の開始を告げられる。
“今からみなさんには、ちょっと殺し合いをしてもらいます”
 生き残れるのは一人だけって、これは残酷すぎでしょう。
 長崎の事件が元で読んでみましたが、正直これが愛読書だなんて、理解できません。
 クラスメートどうしの殺しあいを強要させるって、おかしすぎる。
 クラスメートもクラスメートで、人殺しがいやだっていう感じも、イマイチ伝わってこない。
 もっといやがるとかしないのかなあ(さからえない気持ちもわかるが)。
 なんのためにこういうプログラムをやっているのかもわからない。
 考え出したヤツを逮捕しないっていうことも理解できない。
 まとめていえば、この小説を書いた作者も理解できません。
 なんでこれが映画にもなったんでしょう。
 わからないことだらけです。
 でも、ラストのあたりだけは少し評価できました。
 ちょっとだけ、自分の思い通りにことが運んでくれたような気がします。

◆6/23『黒いゆうれい船』みおちづる 童心社 フォア文庫 04/6
 少女海賊ユーリの五巻。
 ゆうれい船に出くわし海に落ちたノエル、そしてノエルをすくおうと海に飛び込んだレニーが、拾われた船の中で昔のユーリと出会います。
 未来と過去の歴史の交差がおもしろかったです。
 タイムパラドックスの話とか……。
 最後の解説は、あさのあつこさんが担当されています。

☆6/22『金色のガッシュ!! O』雷句誠 小学館 少年サンデー 04/6
 シェリー&ブラゴはゾフィスのところへ。
 清麿&ガッシュたちは、千年前の魔物たちと戦う。
 今回の見所は、なんといってもレイラが自分の心に打ち勝つシーン。
 もう一度石になることの恐ろしさが非常によく伝わってきて、どきどきしました。
 石に見えるのは幻ってわかっているのに、どうしてもそう見えて体も固まってしまう。
 ゾフィスの魔法はおそろしや。

●6/22『イエスタデイを数えて』本沢みなみ 集英社 コバルト文庫 01/5
 東京Angelシリーズ第15弾。
 生意気な諜報セッションの新人コンビが登場し、尚也たちが“とじこめ”を行う話。
 長崎の事件のあとこれを読むと、よけい少年犯罪について考えてしまいます。
 この本でも、殺人は悪いことだ! とかいっていますが、実際主人公たちがおこなっているとこは立派な犯罪。
 犯罪者のくせに正義みたいなこといってるのは許せない。
 矛盾しているじゃん。
 人殺しには変わりないのに。
 “組織”ごと逮捕してやりたい。
 ただ、人を殺すことについて重く受け止めていることだけは評価できますけどね。
 このシーンだけは人間だなあと思います。
(ま、この場面があるからこそ、内容がおもしろいのだろうなあ)

★6/21『佐藤雅彦全仕事』 中央出版 別冊「広告批評」 96/6
 IQとかピタゴラスイッチ、日本のスイッチで現在活躍中の慶応大学教授の全仕事。
 今まで知らなかった過去がいっぱいあって感動しまくりです。
 この教授さんは、CMづくりが前の主な仕事。
 バザールでゴザール、ポリンキー、ドンタコス、チビノワ、ホットヌードル、カローラU……他にもたくさん手がけていました。
 これらすべてが佐藤さんが作ったものだったなんてすごいです。
 特にカローラUには驚かされました。
“カローラUに乗って 買い物に出かけたら〜♪”という曲、佐藤さんが作詞なされたんです。
 そんな能力もあるんだ〜。
 彼のアイディアには圧倒されます。

☆6/20『賢者の長き不在 D』藤野もやむ マックガーデン コミックブレード 04/6
 時期王を決める戦いが始まったというのにヴァルムは捕らえられちゃって、トーナメントに出たのはまつりと也人。
 最後のあのシーン、本当だったらこの先どうなっちゃうんだろう。
 弟クン、いやなやつですね。

☆6/20『ツバサ E』CLAMP 講談社 マガジン 04/6
 いろいろな世界が交差するこの作品、今回もそんな世界の住人が出てきました。
 姿は似ているけど、本人ではない。
 そういう話読むと、自分にもいるのではないかと思ってしまう。
 「姫ちゃんのリボン」を読んだときもそう感じました。

★6/19『本の世界のホントの話』 久源太郎 ローカス ローカスなるほどシリーズ 00/1
 書物に関してのいろいろがつまったQ&A。
 本の始まり、世界一のベストセラー、出版社の数、図書館のこと……。
 本好きにはたまらない一冊。
 わたしが一番気になったものは国立国会図書館のこと。
 国内で出版されたものすべてがここに納められるわけだけど、パンクしないのかずっと不思議でした。
 だって、一年に6万だか7万冊出版されるわけでしょ。
 いつかは書架が全部埋まっちゃうじゃん。

☆6/18『いつもポケットにショパン @A』くらもちふさこ 集英社 クイーン 03/12〜04/1
 名作だと聞いて、読んでみた昔の本(いろんな形で出版されている)。
 女の子の淡い恋物語。
 でも、愛と憎しみの話(ここがいかにも昔っていう感じがする)。
 おもしろくないとはいえないけど、憎しみの話は、あまり好きではない。
 幸せになってくれればいいのだけど。

☆6/17『親指からロマンス @A』椿いづみ 白泉社 花とゆめ 04/1〜04/5
 マッサージ研究会の女の子が、究極にマッサージをしたくなる背中を持つ男の子に夢中になる話。
 マッサージを通したラブコメです。
 もう一巻で恋人同士になっちゃったり。
 ふつうとはちがって、女の子の方が積極的です。
 おもしろさは、まあまあ。

★6/16『ママでなくてよかったよ』森下純子 朝日新聞社 朝日文庫 03/11 
 小児がんで8歳の子どもを亡くした母親の手記。
 タイトルからも感じられるように、この病気の子はすごくいい子で、末期に近づいてくると、“死なないで”っていう感じで、不公平さをうらんでしまう。
 どうしてこんなに小さな子どもが、つらい目にあわなければならないのだろうかって、いっぱい考えてしまった。
 “死ぬのはやだよ〜”って、母親と泣くシーン、悲しすぎるよ。

☆6/16『しゃにむにGO JK』羅川真里茂 白泉社 花とゆめ 02/4〜02/8
 留宇衣のことを知る外国人が出てきたり、伊出くんが捻挫しちゃうハプニングがあったり……。
 今回も展開がよかったです。
 このコミックは、人間がとてもきれいだ。

◆6/12『満月の夜を忘れるな』 風野潮 講談社 YA! 03/10
 満月の夜はなぜか、三毛猫に変身してしまう主人公の話。
 初めは満月の晩だけ変身するだけなんだけど、だんだん昼間も猫化し始めるのです。
 主人公は中学生だから学校もあって、猫耳がでたりしっぽが出たり、手まで変わっちゃったりして、だんだんエスカレートしていきます。
 話の流れとしては、それがなぜかを突き止めていくもの。
 すらすらっと読めて、どきどきかんもあり。

◆6/12『怪盗クイーンはサーカスがお好き』はやみねかおる 講談社 青い鳥文庫02/3
 クイーンがサーカス団とかけをし、サーカス団が盗んだお宝を盗みに行く話。
 どうやって品を盗み出したかというより、クイーンは誰に化けて動き回っていたのかっていうのが推理のメインでした。
 わたしは、はやみねせんせいの罠にすっかりだまされてしまいました。伏線はいっぱいあったのに。
 く、くやしい。

☆6/11『なんて素敵にジャパネスクB』氷室冴子・山内直美 白泉社 花とゆめ 90/3
 瑠璃が東宮に婚約を迫られる話。
 東宮の正体は、わたしも驚きました。
 高彬との結婚はどうなるんだろう。
 お互いあんなに一途なのに、偉い人には逆らえないっていう時代がにくいです。

☆6/10『しゃにむにGO HI』羅川真里茂 白泉社 花とゆめ 01/8〜01/12
 9巻ではヒナコさんがマネージャーに復活する話を、10巻は新入部員の話を描いています。
 どちらもあたたかいストーリーです。
 黒田くんの存在が気になっています。
 留宇衣とのやりとりが好き。
 似たもの同士っていう感じもするし。

☆6/10『魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道 @』山田典枝・よしづきくみち 角川書店 ドラゴンエイジ 04/6
 いつのまにか続編ではないけど、新しいシリーズやっていました。
 現代に魔法遣いが存在していたら……という話。
 剣と魔法の世界じゃ魔法使いはうらやましい存在だけど、現実的に考えると、“なくなってほしい能力”として描かれています(話が進んでいけば魔法も好きっていう形で終わると思うけど)。
 気になっているのは、転校生の正体です。

☆6/9『BLEACH L』久保帯人 集英社 少年ジャンプ 04/6
 更木さんとの一騎打ち。
 男の戦いだ〜っていう感じで、一護ともどもかっこよすぎです。
 あいだあいだのギャグもおもしろい(あの四番隊の人の日誌)。
 後ろの人気投票結果の発表の仕方もグーです(コンさん最高)。
 個人的には日番谷くんを応援しています。

☆6/9『ONE PIECE 33巻』尾田栄一郎 集英社 少年ジャンプ 04/6
 仲間を賭けたゲーム。
 空島ほどの緊張感はないです。

☆6/4『なんて素敵にジャパネスク@A』氷室冴子・山内直美 白泉社 花とゆめ 89/4〜89/9
 おもしろいという話を聞いていたところ、偶然にも図書館で発見。
 平安時代の貴族の女の子の恋を描いたもの(ラブコメ)。
 少女まんがは最近苦手になってきたけど、これはいい。
 主人公の瑠璃と、婚約者の高彬の関係がすごくじれったくてじれったくて。
 ほかの登場人物たちも、かわいすぎです。

☆6/3『9番目のムサシN』高橋美由紀 秋田書店 きらら16コミックス 04/6
 ムサシが13歳のときの事件の完結編。
 爆弾をまきつけられたキャシィを助ける話。
 もうどきどきものです。
 なんでこんなサスペンスを描けるのだろう。
 秘密組織モノって、ここがいいのですvv

◆6/1『魔法の庭へ』高木理恵子 創元社 03/3
 高校生の女の子が自費出版した児童書です。
 自費出版の児童書といえど、完成度はかなり高いです。
 ふつうに売られていてもおかしくないほど。
 魔法使いの血をひく女の子が魔法使いになって妖精たちを救う話です。
 ありがちともみえますが、そうでもないのです。
 全体のストーリーのなかに、気になるおもしろい用語がいっぱい出てきて、わくわくしちゃったりします。
 千の星島、月の契り、月光翁の密造酒、破れマント……などなど。
 帯に台詞を一部抜粋するなら、
『わかったわ。わたし、<魔法の庭>を、探す』――
というところでしょう。











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