アザワクにはワールド・ドッグショーの時、初めて出会いました。当時既にうちにもボルゾイというサイトハウンドがいましたが、動きがまた一風違う。身体の造りが違うので当たり前ですが、今まで見たことない不思議な雰囲気に押されました。なんというか、足は糸のような繊細な動きでした。
日本にはまだ入ってきてないと思います。(04年時点)ヨーロッパのショーでも出陳数はそんなに多くはなかったはずです。
生まれはマリだが犬種として繁殖され、洗練されたのはフランスらしい。マリのトゥアレグ族がガゼル狩りに使った、足が早くスタミナのある犬。砂漠では生物は死ぬとすぐに腐敗していくので、狩りの時は獲物の足止めだけをし、馬で人が追いついてからしとめたそうだ。兎なども狩り、番犬としても飼われた。番犬と言っても番をする相手はハイエナなどの野生生物も含まれている。(^_^;)
犬種としてはサルーキ、スルーギに近い(確かに、顔はスルーギに似てなくもないし、サルーキは同じガゼル狩りの犬だ。)が、雰囲気はまた違う。
性格はサイトハウンドらしい独立心と繊細さをもっているが、それに加え野生味も強いらしい。ショーで見たアザワク達はちゃんと人間にハンドリングされ、シャイな面のある子はいないようだったが、犬を扱うのがうまいヨーロッパの人達の話だから実際は判らない。
運動などは他のサイトハウンドと同様、早く走れる運動が必要だが、それに加えてスタミナのある猟犬であるという面から運動量は他より多少多く必要かも知れない。
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