Puli

ここでは牧羊犬の中でもプーリーに代表される
小さめの縮れ毛の犬達が紹介されます。
ベルガマスコ・シープドッグもサイズの大きい遠い親戚のようです。


Croatian Sheepdog(クロアチアン・シープドッグ/フルヴァッキ・オフツァル)

  原産国:クロアチア(フルヴァッカ)
  体高:40-50cm
  カラー:ブラック、ディープ・グレー。ブラックに足先のホワイトは可

 原産国でも非常に珍しく、外国では全く知られていないらしい。(一応、FCIでは公認になっている。)
 ・・確か、あの辺りってたまに戦争みたいなの起きてたよね。犬達、うまく生き延びてくれるといいんだけど。もっとも、賢い犬らしいので軍用犬になってたりして。

 1935年あたりからロミックという博士によって繁殖されてきた。
 性質は賢く、油断がない。また、丈夫で粘り強く、防衛本能旺盛。番犬に良く、家庭犬としても飼われているそうだが愛玩用ではなく、本当に実用犬である。

 大まかな姿はムーディに似ている。肩から後肢にかけてトップラインが傾斜する。短尾で生まれるか、もしくは断尾をする。長尾でもいいそうだが、大抵の写真は短い。被毛は縮れた7-5cmの毛でシャギーな外観を作る。


Mudi(ムーディ/ハンガリアン・ムーディ)

  原産国:ハンガリー
  体高:35-51cm
  体重:8-15kg
  カラー:単色でブラック、ホワイト。他にブラック&ホワイトのペピタ・タイプと呼ばれるものもある。

 20世紀初頭にハンガリーで在来犬種の調査が行われたとき発見され、それまでは公に知られてはいなかった。調査からタイプが均質であることが判り、1936年に公認された。
 ドイツのショーでは数頭、見かけました。本では実用犬でショーリングに上がったことはないと紹介されていたけど、もう昔の話なんですねー。とはいえ、向こうのクラブでは実務が出来ないと、血統書が発行されない(=繁殖出来ない)などの規定があったりするので、その性能は保たれているとは思いますが。

 血統にこだわらずたくさんの牧羊犬の混血だとされるが主にプーリープーミーの混血とされる。たくさんの血統が関わっているが人の手でいじくり回された感じはなく、健康で素朴な犬である。
 頑固な半野生の家畜をガードし、護る。農家では番犬をしネズミを狩る。また、猟の追跡などにも使われる事もある万能犬である。プーリーやプーミー程吠えることもないので、運動さえ十分こなしてやれれば都会の暮らしにも対応する。

 尾は断尾か巻き尾。毛は5cm位の縮れているか巻き毛である。(追記 06年10月)


Puli(プーリー/ハンガリアン・プーリー)

  原産国:ハンガリー
  体高:36-48cm
  体重:9-18kg
  カラー:ブラック、ラスティ(赤錆色)・ブラック、グレー

 10世紀頃、マジャール人がハンガリーに侵略した際にこの犬を持ち込んだらしい。・・って、マジャール・アガール(ハンガリアン・グレーハウンド)と一緒だ。マジャール人は様々な犬をヨーロッパに持ち込んだんですねー。
 この犬種をもとに作出された犬種にプーミーがある。
 AKCでは1936年に公認。

 プーリーとはハンガリー語で「リーダー」という、羊達のまとめ役にふさわしい名である。
 1700年代までは名もない牧羊犬で、田舎育ちの犬にありがちな主人に非常に忠実、他人に強い警戒心を持つという性格をもっている。牧羊犬としては護衛とまとめ役を同時に引き受ける。オーストラリアン・ケルピーニュージーランド・ハンタウェイのように羊の背中に飛び乗って移動する技も持っている。

 性質は忙しがり屋。牧羊犬種にありがちな性格だ。初めての人に用心深い面を持ったりもするが、決して臆病であったり、攻撃的であったりしてはいけない。服従訓練などには良く付いてくる。
 家庭で飼うには、昔の仕事である番犬としての経歴から非常によく吠えてくれるので、そのしつけがちゃんとできる人。牧羊犬の運動量に見合う散歩、運動ができる人。そして、あの見かけを保つ努力ができる人でないとこの犬の魅力は半減してしまう。

 一時、アメリカではあの特徴的なのれんをきちんと解いて、ショーに出陳していたこともあったらしい。
 ショーにおいて、プーリーは長寿である。多くの現役プーリーは10歳以上。なぜなら、こののれんの毛は普通の犬がショーを引退する年頃、やっと完璧な姿になるのである。

 股関節形成不全と網膜剥離を気を付けたい。股関節の方は以前に比べると脅威ではなくなっているそうだ。


Pumi(プーミー)

  原産国:ハンガリー
  体高:30-48cm
  体重:8-15kg
  カラー:ホワイト、ブラック、グレー、ブラウン・レッド、スレート・グレー、シルバー・グレー、ディープ・グレー

 1700年代にプーリージャーマン・シェパード、テリア種の交配から生まれたとされる。他にもポメラニアンプードル、スピッツ種、ブリアードの血が配されていると言う説、基礎犬はメリノー種(羊)と共に外国からやってきたという説もある。
 犬種としては20世紀初期に認められた。

 テリアの血のせいか牧羊犬としてではなく、キツネ、兎などを狩る能力にも長けており、猟犬としても活躍した。初期には牛追い犬、番犬として作出されたが現在では主に家庭犬として飼われている。
 プーリーに性質は似ている。主人に忠実で、外の人には強い警戒心を持ち、攻撃的によく吠える。頑丈で身のこなしも良く、護衛犬、猟犬、番犬、牧羊犬などに適応できる万能犬である。


Schapendoes(シャペンドース/スハペンドゥス/ダッチ・シープドッグ)

  原産国:オランダ
  体高:40-51cm
  体重:14kg
  カラー:ブルー・グレー、ブラックなど。全色可

 1940年オランダの犬学者、トゥルプが自国の犬種を分類中にシャペンドースに出会った。当時は牧羊の衰退と共に既に滅びたと思われていた犬種で、その後、国中のシャペンドースを集め、繁殖し再興した。1968年に純粋犬として公認される。
 祖先については記録がなく、詳しいことは判らないがブリアードベルガマスコ・シープドッグなどの牧羊犬に近い血統らしい事も言われている。

 もとはスタミナと運動神経抜群で、スポーツならなんでもこなすような犬なので、何時間でも子供の相手をしてくれる。逆に運動しないと機嫌は悪くなる。さすがはもと牧羊犬。
 自国でも家庭犬として飼われているらしいが、祖先は自ら仕事をしていたので、主人に忠実ではあるが、命令をされる事を好むわけではない。その事を頭においた理解ある訓練によって、従順さが目覚めるようだ。
 喧嘩好きではなく、なかなか寛容。悪天候にも強く、警戒心も強い。


Tibetan Terrier(チベタン・テリア/ドーキ・アプソ)

  原産国:チベット
  体高:35-41cm
  体重:7-14kg
  カラー:レバー、チョコレート以外の全色可

 テリアの名が付いているがテリアの血は全く入っておらず、チベットで幸福の犬として贈り物としてのみ譲られ、売買されることはなかったようだ。ヨーロッパにはアグネス・グレイグ医師が手術が成功したお礼に送られ、イギリスに紹介し、その後はチベタンのブリードを手掛けた。そのせいか、現在のチベタン・テリアの祖先をたどると一対に行き着くらしい。
 プーリーベルガマスコ・シープドッグなどとは遠い親戚らしい。サイズは違えど、風貌はどれも似ている。

 現地での仕事は牧羊犬。自然児で元気良く、よく甘える。子供にも寛容で、家族の一員である限り、環境に文句は言わない。知らない人には、無愛想でいざとなれば番犬にもなる。


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