Setter

セッターはスパニエル系の鳥猟犬ですが、
中でも能力はもちろん、美しさでも秀でた種が多いようです。
彼等の特徴は言うまでもなく片足を上げる「セッティング」です。


Epagneul Breton/Brittany Spaniel
(エパニュール・ブルトン/ブリタニー・スパニエル/ブリトニッシャー・スパニエル/
ブリトニッシャー・フォルシュテーフント)

  原産国:フランス
  体高:44-52cm
  体重:13-18kg
  カラー:オレンジ&ホワイト、リヴァー&ホワイト、トライ・カラー(リヴァー&ホワイトにオレンジのポイント)、ブラック&ホワイト、ブラックはアメリカでは失格となる

 フランスのガンドッグといえばこの犬の名が最初に出るだろう、代表的な犬種である。それだけの人気の原因はもちろんその才能と性格のよさによる。
 1907年にフランスでドッグ・ショーに出、公認犬種となった。
 アメリカでは最初のフィールド・トライアルとショーのデュアル・チャンピオンに輝いている。

 この犬の歴史は古く、17世紀には絵画、タピストリーにセッティングしている姿などが描かれている。19世紀の中期にポントーという地で最初に尾のないブリタニーが生まれ、その犬がすばらしい鳥猟犬であったようである。その犬の子孫はやはり尾なしか尾の短いものが生まれたという。1850年ごろにはイギリスで聖職者デイヴィーズがこの犬の事を書いており、動作が機敏で扱いやすい為に密猟者に大人気だったそうだ。(^^;)
 しかし、ここまでに現れたブリタニー達は20世紀の初頭までに殆ど絶滅してしまったらしい。同時期にアーサー・アノーという人物が現存するブリタニーを復活させた。

 性格は賢く、友好的。訓練も入りやすく、作業熱心でもある。本格的に作業犬として飼っても猟犬、ポインター、回収運搬として使え、家庭犬として飼っても穏やかなので子供と遊び、アジリティーなどに向く。また番犬としても適性はある。ただ、運動量は十分満たしてやらねばならない。
 毛の手入れはそれほど手のかかるものではない。

 丈夫で活発な犬だが股関節形成不全が数例あるそうだ。
 生まれてから1週間内に断尾をする。

 ところでカラーリングはブラックの入った犬を失格としていますが、これについて調べたことがあります。
 どうやらフランスは昔からのブリトン(=イギリス)との対立関係にあったせいで、イギリスの犬(セッターポインター)のようにブラックの入った犬をフランスの犬として認めたくないという意向から「ブラックは失格」となっているようです。
 JKCなどでは繁殖に向かない個体であるマークが付く対象になっているようですが、例えばダックスフンドのダブルダップルの様に身体に障害が出る可能性があるのとは意味が違うということを理解してください。
 ショーリング以外ではブラックの入った犬だって、他の個体となんら変わることのない才能を発揮できるのですから。


English Setter(イングリッシュ・セッター)

  原産国:イギリス
  体高:61-69cm(イギリスではオス-63-68.5cm、メス-60-63cm)
  体重:25-32kg
  カラー:ブルー・ベルトン、オレンジ・ベルトン、レモン・ベルトン、ブルー・ベルトン&タン、リヴァー・ベルトン、(ベルトンとはティッキングからローンを意味する)


Epagneul Bleu de Picardie(エパニュール・ブルー・ド・ピカルディ/ブルー・ピカルディ・スパニエル)

  原産国:フランス
  体高:56-61cm
  体重:20kg
  カラー:


Epagneul du Larzac(エパニュール・ド・ラザク)

  原産国:フランス

 血統はブリタニー・スパニエルエパニュール・フランセの名が見られます。


Epagneul du Saint-Usuge(エパニュール・ド・サン・ウズージュ)

  原産国:フランス
  体高:オス:45-54cm、メス:41-49cm

 読み方が難しい。(;_;) 一応、フランス語の発音を一通り見てきて、この発音だと思います。「ズ」の後は延ばすというのは発音の法則にはないのですが、日本語的に発しにくい言葉になってしまうので延ばしました。本当の読み方が判る方いましたらメール下さい。m(_ _)m


Epagneul Picard(エパニュール・ピカール/ピカルディ・スパニエル)

  原産国:フランス
  体高:56-62cm
  体重:20kg


Gordon Setter(ゴードン・セッター)

  原産国:イギリス
  体高:62-66cm
  体重:25-30kg
  カラー:ブラック&タン


Irish Red and White Setter
(アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セッター/レッド・アンド・ホワイト・セッター/パーティカラード・セッター)

  原産国:アイルランド
  体高:cm
  カラー:


Irish Setter(アイリッシュ・セッター/レッド・スパニエル/ルビー・スパニエル)

  原産国:アイルランド

 レッド・スパニエルという別名は古い時代の呼び名だが、フィールド・スパニエルのブラック・スパニエル、サセックス・スパニエルのゴールデン・スパニエルと対比するものだと思われる。また、ルビー・スパニエルという別名も同様だと思われる。


l'Epagneul Francais(エパニュール・フランセ/フレンチ・スパニエル)

  原産国:フランス
  体高:53-63cm
  体重:20-25kg


Laverack Setter(ラヴェラック・セッター)

  原産国:イギリス

 イングリッシュ・セッタールーリエン・セッターの基礎犬となった犬。

 エドワード・ラヴェラック氏のその血統書は1860年代まで遡ることが出来るという由緒正しい猟犬達である。
 彼は血縁内での交配をし、形態の固定をしたが、このためにイングリッシュ・セッターは同じラヴェラック・セッターから生まれたルーエリン・セッターとは正反対のベンチ・タイプ(ショー・タイプ)へ姿を変えたらしい。(追記 06年12月)


Llewellin Setter(ルーエリン・セッター/リューリン・セッター)

  原産国:イギリス(?)、アメリカ

 ラヴェラック・セッターを基礎にR・パーセル・ルーエリン氏が異系交配を行い、実猟犬のイングリッシュ・セッターを目指し作出したもの。実猟犬を目指したこともあって、姿形にはこだわらず交配されたようだ。

 今日、このルーエリン・セッターはアメリカでは独自のフィールド・スタッドブックを持ち、別に登録されている。最初はフィールド・タイプのイングリッシュ・セッターの事かと自分も多少思ってしまいましたが、アメリカのOFA登録にちゃんとルーエリン・セッターとして登録されていた。


Oysel Dog(オイセル・ドッグ/シェン・ド・オイセル)

  原産国:フランス

 エパニュール・ピカールの祖先として、その名が登場する。また、ブリタニー・スパニエルジャーマン・スパニエルの血統にもこの名前が登場する古い犬。
 詳しいことは判らないが古い猟犬であることとエパニュール・ピカールの祖先ということでフランス産の犬だろう事は予測できる。(初紹介 06年12月)


A&S商会   All Dog List

Braque  Field Spaniel


Sighthound  
Spitz  
Species & Unique Dog  
Molossian Dog  
Scenthound  
Toy Dog  
Sheepdog  
Gundog  
Terrier  

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