「冬―2」


動転の余り、人を轢きそうになる。

心は焦り、ただ自分の吐息だけが

はっきり聴こえるような。

追従の車がライトを点滅させ、

隣の車線に並ぶ、

午前二時。




暗い道、一所に向かって疾走る。

一所。

それは俺の弱み、

本当に只一つの。




午前三時、到着した直後、

車体側面に被弾、

大きく傾いだ。

応戦するのももどかしくそのまま

突っ込む、爆音。

車から飛び出し、見当をつけて

一発、撃った、

銃声、銃声、銃声。




煙が晴れて午前三時半。

パトカーの音が近づく。

急げと呼びに来た男を落ち着いた言葉で

待たせる事も出来ない、

余裕が無い、目が必死に探す、惑う、

―――――確認、

やおら、きつく、きつく、抱いた。




彼女はこうなる事は予想していたと云った。

辛いかと聞くと反対だと云う、

透明な涙を零しながら。

泣いているじゃぁないかと云ったら

貴方が好きで、と云う―――――



end


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