2:「にがり」とは
「にがり」と聞けば、豆腐を固めるもの。という知識をもたれている
方は多いのではないでしょうか。その通りなのですが、豆腐の凝固材
として天然の「にがり」を使用している豆腐は少数派で多くは安価な薬品
を使用しているようです。
この「にがり」とは、海水から塩を抽出する時にできる液体のことです。海水
を鍋で煮詰めていくと、水分が蒸発するにつて、塩が固体となります。
この塩を取り除いて、最後にのこったドロドロとした液体が「にがり」
で、見た目は透明な液体です。
昔は、雑貨屋さんなど竹ざるに塩を入れて売っていたそうですが、その
つるした竹ざるからはポタポタと水滴が落ちていたそうです。そうです。
にがりが落ちていたのです。
当時売られていた塩は、海水に含まれる成分がそのまま塩として残り、
その中のにがりが空気中の水分を吸って溶け出していたのです。
にがりには、主成分の塩化マグネシウムの他、カルシウム、カリウム、鉄、
亜鉛などからだの機能維持に不可欠なミネラル(微量鉄分)をたっぷりと含んでいます。
このようなミネラルは、他の食品からも摂取できますが、にがりのすごいところは、
血液とほぼ同じ種類のミネラルを有し、血漿(※)中の主要なミネラル成分比まで
似ているという点です。
人間が必要とするミネラルの中には、取りすぎると危険とされる成分も入っているのですが、
「にがり」には過剰摂取するれば害になるような成分は、それなりに少ない量しか
入っていないので、必要なミネラル種が必要なだけバランスよく含まれているのです。
※血漿(けっしょう):血液の細胞成分以外の液体部分
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